no.60 ●レア作品 現代の名工の小椋久太郎匠が、88歳と最晩年の[こけし板絵]の希少な芸術作品となります。 毎日毎日、ただひたすら木地山こけしを製作するの中で、気分転換のように特別な作品を制作する時があった際の一品になります。 現代の名工の称号を冠にサインの際は記載するようになりました。 匠自身の経歴を振り返るように時を感じたのかも知れません。 私にもこの作品で最後となります。 [1] 縦　390mm [2] 横 240mm [3[ 高さ 25mm [4] 材質　欅材 作品 ⭕️28年程前の、匠が欅材に[梅鉢模様の前垂れ型]を右側に大きく、[菊花模様]を左側に描彩した作品となります。 欅材の飴色に、描彩した赤色と墨の黒がしっとり馴染んでいてラッカー仕上げしています。 欅材を成形する際に、若干の小さい欠けがあります事をご了承ください。 本来なら湾曲面に描彩するよりは、平面の方が容易なはずなのに丁寧な筆使いの跡が判り、匠の正直さがうかがえる作品となっています。 こけしの2体の位置と、年月日及び署名位置の絶妙なバランスが見られます。 匠による、こけしに優しさと純朴さが現れた作品と思えます。 [88歳書]と記載の後にに珍しく落款を押して締めています。 このように珍しいこけし絵をコレクションに加えてはいかがでしょうか。 気になりましたらコメントください。 小椋久太郎匠(1906〜1998)人間国宝 父は名工の小椋久四郎匠 ※私のプロフィールを一読ください。